「え?」 「…。そのままの意味だよ。ギャライドに会いたいかい?」 お父さんが生きている…?ならなぜ僕たちのところに帰ってこないの? 「おと、ギャライドさんはどこにいるの?」 ローライルは顔色を変えずに答える。 「ギャライドはたしかに死んだ。6年前…
「それにしても…」 周りを見てボクは思う。 「広いなー」 「だよねー」 「!?」 びっくりした。隣にローライル(腹に跡がついている)がいつの間にか立っていた。 「レイドは無理をするね…壁を蹴ってダッシュしようとするなんて…」 「うぅ…ごめんなさい…」 …
ガギィィィン! 「間に合った!」 ボクはローライルとサジタリウスの間に入り込むことに成功し、剣を受け止めた。 しかしサジタリウスは尻餅をついてしまう。 「ふぅ…やられちゃったな」 ローライルが剣を消し、苦笑しながらつぶやいた。 「え?ボクはまだ防…
合図とともにサジタリウスがローライルにダッシュしていく。それを見てボクも走りだす。「やあ!!」ローライルに向かい、サジタリウスが拳をぶつけようとするが、状態を反らして避け、何もない空間を見えないほどの速度で蹴る。「!?」バシュッ サジタリウ…
レイドとサジが光の扉から入ってくる。周りを見ると壁も天井もない。あるのは地面だけだ。 「ここ、どこだろう…」 「…多分、おじさまの創った世界」 レイドの疑問にサジが答える。 「よく知ってるね」 「私はずっとおじさまといましたから」 「へー。どのく…
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「え!?お父さんたちを知ってるの!?」 たしかにそうだ。そうじゃなければこんなメンバーは集まらない。 「うん、君たちの親はね。君たちの親はそれぞれ特別だった。だから、君たちを呼んだんだ。あの人たちの力を受け継いでる君たちをね」 そうなのか・・…
「みんな来たようだね」 僕たちの前には5人の少年少女がいる。でも、おかしいことがある。なぜか全員ローライルさんが連れてきているんだ。 「おい、ローライル」 「なんだい?フォルテ」 右目に傷がある少年が自分の方にいるローライルさんに話しかける。 …
「レイド、ロイド………頑張ってこい。危なくなったら迷わず逃げろ…いいな」 キラおじさんがボクらを見て言う。そして、ローライルさんを見て言う。 「二人をよろしく頼む」 「はい。安全は保証はさすがにできましたせんが、絶対に連れて帰ります」 「おっと、…
「どういうこと?」 ロイドもさすがにボクと同じことを考えていたようで、その場に硬直している。 「お前たちの父親、ギャライドの伝言だ」 「お父さん!?」 何でお父さん何だ?何でお父さんがこうなることを知ってたんだろう……… 「ああ、あいつが消える前…
「おはようございます」 青年は笑顔で挨拶をしてくる。 「おはようございます……えーと……どちらさまでしょうか?」 「ああ、すいません。私はローライルと申します。世界に迫っている戦いのことで少し傭騎士団長であるキラさんに相談がありまして」 その言葉…
「………ド」 声が聞こえる。 「レ…ド」 何だろう。 「レイド!そろそろ起きなさい!」 そう、メリルおばさんはボクを起こしていた。 「ん………あ、おはよう」 「おはよう。レイド………顔洗ってきなさいよ」 「はーい」 「ロイド!起きなさい!朝よ」 メリルおばさ…
「はぁ!」 ギャライドはヴェルセリオスを振り下ろす。 「ちぃ………」 もやがかかって姿は見えないが、黒の男はヴェルセリオスを間一髪でよける。 「逃がすか!エクスプロージョン!」 紅き玉が黒の男へと飛ぶ。 ドオォン! 「ちぃ………」 だが、すぐに体勢を取…
ボクがここ、プププランドに戻ってきて一年が過ぎた。あの日、大騒ぎになっちゃったな……… まあ、今日はボクの誕生日だ。 「インフィニティ………少しいいか?」 誕生日ということでみんなが祝ってくれた。(途中からお酒が入った人が居たみたいでボクは食事作り…
A.I.C143 4月9日 あの戦いが終わり、もう三年が経った。 あれからギャラは帰ってきていない。 ボクらはあの後パピプランドの人々に事情を聞かれた。そして、ボクらは話したんだ。 ギャライドと言う英雄がパピプランドを破壊した闇を倒したこと。そのギャラ…
「さてと」 ギャライドは城をどんどん奥へと進んでいく。 「今からどうするのじゃ?」 ガイラがギャライドへと問いかける。 「ん?えーとね………勇者ミトスが世界を救った方法でパピプランドの人々を生き返えさせる」 ギャライドはどんどん進み大きな扉を通る…
「ボクたちの勝ちだよ」 ギャライドはミトスの前に立ち、声をかけ、手を差し伸べる 「やっぱり思った通りだ。ボクはまだまだ弱い」 ミトスはその手を取り、立ち上がる。 「さて、君は今からどうするの?」 「ボクは………あなたと世界を見ていきたい」 「そう………
体に当たる暖かな風を受けながらミトスは剣を構える。 「やっぱり、間違いない。インフィニティ様だ」 ギャライドがベルセリオスを拾い上げ構える。 「ミトス………全力で来ていいよ」 「なら、そちらも」 ミトスの体から黒蒼の炎が現れる。 「今度は乗っ取られ…
「………インフィニティ……様」 ミトスはギャラに話しかける。 「何だい?」 「ボクはあなた、いやティックゼロギャラナイとして、偽物(レプリカ)に負けた………でも、インフィニティ様にはまだ負けてはいない」 ミトスは剣を抜く。 「君は………何の為に戦ってるの?…
「何で言わなかったんだ!」 ミトスがギャラを睨みつける。 「………ボクはここに、本当のテイックゼロギャラナイを決めにきた。だから神の力なんて使いたくなかったから」 その様子を遠くで見ていたギャラクシーはブレイドに問い掛ける。 「なあ、お前らインフ…
「!?」 ミトスは上空に上がった自分の技を眺めている。もちろん、その場にいた全員は同じことを叫んでいた。 「「吹っ飛んだぁぁぁ!?」」 「そんな馬鹿な、オレのビッグバンが!」 「はぁ!エターナル!」 紅炎の光の中のギャラは手をビッグバンへと向け…
「あっはははははははははは」 ミトスが高らかに笑う。 「!?ミトス、まさか!」 「ん?知ってるのか?ブレイド………じゃないな、ダーク」 そう、その体は黒くなり、目つきも悪くなっている。 「ああ、間違いない、あれはオレのレプリカ的存在のダークマター…
「「はぁ!」」 ギャラとミトスが同じタイミングで斬りかかる。 ギィィィン! ギャラが攻撃すればミトスがそれを防御し、ミトスが攻撃すればギャラが防御する。 「すごい、互角だ!」 カービィがそう呟くと、 「いや、ミトスが押している」 「え?でも」 キ…
ここはパピプランドの跡地付近の城の前。世間にはミトスの城と呼ばれている。 そこに多くの人の足音が聞こえる。城の前に座っていたミトスはゆったりと目をあける。 「来たみたいだね」 その目の前にギャラが立つ。 「うん」 「ブレイドから聞いているだろ?…
「博士そういうことはあまり………」 キラが眉間に手を持っていき言う 「え?駄目〜?」 ガルザークが首を傾げる。 「まあいいや。それじゃあみんな!まったね〜」 ガルザークが炎を纏い炎が消えた時にはガルザークの姿はもうなかった。 「………すごい人じゃな」 …
「まったく………君は………!?」 急にその人が慌てて、木から落ちそうになる。 「あれぇ?アローンがいると思ったのに〜かっこつけて目つぶって話してたからな〜」 (ギャライド) 「ねぇ、アローンあの人って………」 (分かっている。少し体を貸せ) 「へ?うん」 ギ…
「ボクとともに、またティットゼロギャライドとしてこの世界をまわり弱き人々を助け、そして罪を償っていこう。アローン」 「!?お……お前はいいのか?オレはグライドを殺したんだぞ!タブーは理由があって殺した、だがグライドは!」 「いい」 ギャライドは…
「ダーク!やっと見つけた!グライドの敵!」 「やはり、オレ様に神の素質があるならお前にも素質があるのか………」 ギャライドがベルセリオスを構え、近づいてくる。 「うぜぇ、ダークガトリング!」 アローンから無数の暗黒の球体が飛び出し、ギャライドへと…
ゴッドスター庭園にて ドォン! 壁が破壊され、アローンとディスティニーが現れる。 「くそぅ!アローン!」 「あーうるせぇ!」 アローンとディスティニーが殴りあう。 ドゴ!バコ!バキ!ドドドドドド! その音を聞いて他の神たちもあらわれる。 「おい、…
ゴッドスター第五廊下にて 「さてと、とりあえず仕事も終わらしたし、本でも読んどくかな」 アローンは廊下を歩きながらそんなことを呟く。 ここの図書室は先代の神々、つまり第一世代神々たちが書き残した書物が多く存在する。 「一回も読んだことねぇしな…