ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY74「レプリカVSオリジナルと闇に飲まれた者」

「「はぁ!」」
ギャラとミトスが同じタイミングで斬りかかる。
ギィィィン!
ギャラが攻撃すればミトスがそれを防御し、ミトスが攻撃すればギャラが防御する。
「すごい、互角だ!」
カービィがそう呟くと、
「いや、ミトスが押している」
「え?でも」
キラが戦いを見ながら答える。
「ミトスは力をまだ温存している」
ミトスとギャラが手に力を込める。
「「エクスプロージョン!」」
二人の間で紅き炎が爆発する。
その反動でミトスは次の攻撃を始める。
「ウイングブレード!」
風の力が刃のようになりギャラへと飛ぶ。………が
ザン!
ギャラはそれを斬り落とす。
「そうか………レプリカのボクに無い力って風の力のことか………気をつけないと………」
そのとき、ミトスがギャラの脇腹に蹴りを入れる。
ドゴォ
「ぐぅ」
ギャラはその反動で後ろに下がる途中にティックホンを出して、つける。
「それなら、次はこれで!」
ギャラはティックマイクを手にミトスへと走りだす。
「いくぞ!ラストコンサート!」
うるさいわけでもなく、音痴でもない。少女のような歌声で歌う。
「ふん。何をしているんだ!」
ミトスが剣を振りかぶり、ギャラの後ろに立つ。
「な!?」
ミトスが突然膝をつく。
「何を………したんだ………」
「ラストコンサートは人の眠気を呼び覚ます能力なんだ」
「なんだ………よ」
ギャラはミトスにベルセリオスを構え、振りかぶる。
「ボクの勝ちだよ」
ミトスは動かない。
ギャラがベルセリオスを振り下ろした。
「え?」
ベルセリオスはミトスを斬ってはいなかった。
正確にはミトスの体から出た黒き力に止められている。
「何これ」
そのとき、ミトスの手から黒蒼の炎が出される。
ドォォォォォ!!
「うぁぁぁぁぁ!」
ギャラが吹き飛ばされ、湖に落ちる。
ドーーーーン!
そして、ミトスが起き上がる。
「!?」
キラがその顔を見て声を唸らせる。
「ミト………ス?」
そこには闇に飲まれた者が立っていた。