ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY2「英雄再誕編」4

「どういうこと?」
ロイドもさすがにボクと同じことを考えていたようで、その場に硬直している。
「お前たちの父親、ギャライドの伝言だ」
「お父さん!?」
何でお父さん何だ?何でお父さんがこうなることを知ってたんだろう………
「ああ、あいつが消える前、あいつは私のところに来たんだ」
キラおじさんがそのときのことを話してくれる。
<プププランド·デデデ城>
「で、どうしたんだ?私は陛下に呼び出しされているんだが………」
「大丈夫、すぐ終わるから」
「なら、早くしてくれ」
「うん、レイドとロイドのことなんだけど」
「レイドとロイドがどうかしたのか?」
「いや、ボクたちが消えてしまった後に………」
キラが驚き、声をだす。
「消えてって………お前たちもしかして消えそうなことするつもりか!」
「………もしもの話だよ。まあ、話しを戻すよ。もし、消えてしまった後にレイドとロイドがもし、戦う力を欲したなら教えてあげてほしい」
「な!?お前たちは子どもにまで戦いをさせるのか!」
「来るべき戦いの時に備えるんだ。強大な力を最近感じるし………だからお願い!」
「駄目だ駄目だ。あいつらを戦いに巻き込ませない!」
「………分かったよ………あ、これは独り言だけど、その戦いの時には多分メッセンジャーが来ると思うんだ。それにレイドとロイドにじゃないとできないし…」
ギャライドが外へと出て行く。
「………戦いね………まあ、陛下の元に行かないと」

「そんなことが………」
さすがにビックリした。お父さんは占い師なのかな?
「だから……たのむ」
「でも………」
でも、怖い。怖いというのを消すためにキラおじさんに教えてもらってるのに………
「分かった。キラおじさんの頼みなら」
それに………
ボクはサジと呼ばれていた少女を見る。
よくわからないけど………あの子のことを知りたい。今、見失うともう届きそうにないような、消えてしまいそうな少女のことを。
「行くよ、それで、世界の為に………お父さんのようになれるなら」
ボクは本当の理由を隠してそう告げた。