KIRBYTHESTORY2「英雄再誕編」プロローグ
ボクがここ、プププランドに戻ってきて一年が過ぎた。あの日、大騒ぎになっちゃったな………
まあ、今日はボクの誕生日だ。
「インフィニティ………少しいいか?」
誕生日ということでみんなが祝ってくれた。(途中からお酒が入った人が居たみたいでボクは食事作りの方にいたんだけど)その後、キラがボクを呼んだ。
でも、おかしいな………キラはボクのことをインフィニティ何て呼んだことあるっけ?
「どうしたの?」
少し疑問を覚えるが、目の前のキラは間違いなく本物だ。
「今日でお前は7016歳になったわけだが、どうだそろそろ次の世代のことも考えないか?」
「へ?」
キラの言葉の意味が分からない。つまり………子供を作れってことかな?
「で、でも神は結婚なんかしたらいけないって………」
「あー、あれかー。だが、あれあんまり意味無いからな。現に私は結婚は一応したしな」
「えぇ!?キラ結婚してたの!?」
「まあ、もう結構前に戦乱で、守れなかったがな…」
「………んで、結局どうすればいいの?」
「まあ、子を作るんだが、神としてな」
「どういうこと?」
ボクはキラに聞き返す。
「グリーングリーンズのはずれに昔、それようの装置を置いていた。それを使う」
「は?」
訳が分からない。
「まあいい、来い」
仕方なくボクはキラについて行く。
[グリーングリーンズはずれ]
「ここだ」
「………」
そこには何も無い。でも妙に木がここだけ生えていない。
「何も無いじゃないか!」
もしかして、からかわれてる?
「そうあわてるな、さてと」
キラが左手を前に出す。その左手からはエターナルの力が纏っている。
「古より、次元に消えし城よ!今、私の名で現れるがよい!……ワイバーン」
その言葉に反応し、何も無い空間から、一つの城が現れる。
「えぇ!?」
さすがに驚いた。だっておかしいもん。今の時代の作り方じゃない。
「何でこれはこんなに昔の………」
「私がフューチャーを生み出した時にあったものだからな、当然だろう」
「ああ、そのまま別次元に飛ばしてたのか………」
「まあ、そこはいい、入るぞ」
「あ、うん」
中は………ボロボロだ。
「あれを見ろ、あれがさっき言っていたものだ」
そこには大きい装置があった。
「これってどう使うの?」
「ん?使うのか?」
「だって、キラの進めだし、やるよ」
「そうか………まず、その2つの丸いところに両手を起き、その後エターナルの力を放出する」
「分かった」
ボクの体が光に包まれ、二人になる。
丸いところに片方づつ両手を押し当てる。
「さて、一気にいくぞ、ギャラ!」
「うん!分かってるよ、ブレイド!」
二人は一気にエターナルの力を放出する。
「もう、いいぞ」
キラから止めが入り、放出を止める。
すると、天井からエターナルの力に包まれた何かが二つ降りてくる。
ボクは一人になり。それを包むように抱く。
それは人になる。片方は男の子、もう片方は女の子である。
「そういえば、名前を決めないとな………」
キラが言う、が
「それは大丈夫。もう決まってる」
そう、決まってる。この子たちの名前は、人々の英雄になって人々の役にたてるように………
「男の子がティットゼロギャレイド、女の子がティットゼロギャロイド」
ボクは確信してる。この子たちならそれだけのことができる………と