ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY66「星の戦士と孤独神の言葉」

何分、いや何時間眠っていただろう。カービィは目が覚める。
「は!夢オチ!?」
「ん……な訳ねぇだろうが」
ボロボロのアローンが床に倒れたまま(動かせるのは口ぐらいなのだろう)、ツッコミを入れる。
そう言われたカービィは自分の姿を見て、自分がノヴァではなく、自分の体であることに気づいた。
「あれ?………あれれれれれれれ!?何で…………何でだよ。みんな………」
今、思いだしてみると、気を失う前に確か………
({はぁ………はぁ………、終わった})
({カービィ………ありがとう、そしてさようならだ})
({そんな!ギャラクシー!})
何てことがあった気がする。
「アローン!君がこんなことしなければギャラクシーは!」
「落ち着け」
「これで落ち着いていられるわけがない!」
「だから落ち着けって」
「そうだ、カービィ落ち着け」
ドスッ
カービィの頭に強烈なチョップが放たれる。
「い………たたたた………ん?」
カービィは後ろを振り向き、目を見開く。
「えぇ!?何で?何でいるの!?」
そこにはギャラクシーが立っていた。
「は?カービィ………お前がノヴァの残った力を全て俺達に戻したからだろ?勝手に殺すんじゃない」
「え?ま、まあよかった」
いまいち身に覚えがない。
ギャラクシーはアローンへと向き、アローンへと声を飛ばす。
「どう消してやろうか?」
「かまわない、勝手にしろ。いいから早く殺せ」
「んじゃあわかったよ!」
ギャラクシーが剣を振り上げる。
「待って!」
止めたのはギャライドだ。
「アローン!君はまだ、神たちに隠していることがあるね?」
「ふん、こんなやつらに言うことなど」
「なら何故、君はギャラクシーやノヴァに攻撃するときにためらったりするんだ!君の放つ攻撃には全て迷いが見える」
ギャライドがアローンへと声をぶつける。
「………ちぃ、ギャライドが無駄なことを………あの日、オレは………」