KIRBYTHESTORY65「究極銀河と消え行く孤独」
「双剣………インフィニティの力を剣に宿したのか?くそ、どこまでも邪魔しやがって」
「軽い………なのに、凄まじい力が溢れ出てくる」
ノヴァはアローンへと走り、片方の剣を振り下ろす。
ガギン!
「させねぇっつうのぉ!」
アローンは受け止めるが、
「甘いよ」
ザシュ!
もう片方の剣で腹を斬られる。
「ぐぅ………がは」
アローンは距離をとり、長剣に力を溜める。その腹は血を流れ、口からは何度か血を吐き出している。
「これで、殺してやる!」
アローンが長剣を前に突き出すと暗黒の球体が無数に現れる。
「いくら神でも、これを全て避けることは不可能だ!ダークネスガトリング!」
無数の球体が全てノヴァへと飛ばされる。
「………ギャラ」
「分かってる、いけるよ」
短い言葉を交わし、
「インフィニット!」
二つの剣は柄で連結し、連剣となる。
「ウインド、ライジング」
連剣は片方が風、もう片方は雷をまとう。
そして、連剣を顔の前で回す。
「はぁ!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
全てを地面へと落としていく。
「そんな!バカな!」
アローンは目を見開いている。
「そろそろ、終わりにするよ!」
ノヴァは地面を蹴り、アローンへと飛ぶ。
「インフィニティ!」
連剣は一つになり、両手剣となる。
「止めろ、来るなぁ!」
アローンは叫びながら黒蒼の炎をノヴァへと撃つが、
「そんなもの!」
それは斬られ、消える。
「うおぉぉぉぉ!」
ノヴァは右手に力を込める。
「最後だ、アローン!」
ノヴァは右手をアローンに突き出す。
「永遠の銀河(エターナルギャラクシー)!」
ノヴァの手が七色の光を放つ。
ドォォォォォォ!
そして、戦いは終わった。