ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY63「孤独な神と究極神銀河」

ゴォォォォォ!
「え?…………」
しりもちをついたカービィは、目の前で起こった出来事に目を見開いている。
「ギャラァ!」
黒蒼の炎が消え、中から人影が現れる。アローンと倒れているギャライドだ。
「な!?アローン………なぜ………」
ギャラクシーが口を開く。
「インフィニティにやられたはずだってか?どうせだから教えてやるよ」
アローンがその場に座り、
「お前らが戦ってたのはオレ様の影、結構前にオレ様はもしもの為に影と肉体を交換し、オレ様自身が影となり、戦ってきた。インフィニティめ………それを気づかずにあんな技使いやがって。笑いがでるぜ」
アローンは近くに居るギャライドをカービィたちの方へ蹴り飛ばす。
ドゴォ!
「そんな…………もう、勝てない………」
ギャラクシーがそんな言葉を呟く。
「ノヴァならもしくは………だが」
それを聞きキラが小さく言葉を放つ。
「ノヴァ?」
「ああ、神の素質のあり、神ではない者に神が入る。そうすれば勝てるではあろうが………」
「なら、それをすれば!」
ギャラクシーはキラに言うが
「………だが、それは失敗すれば神も、器になった者も命の落としてしまう」キラが目を瞑り、頭を抱える。
「お前たちに今、消えてもらうわけにはいかんのだ………」
「………ワイバーン様………俺たちの仲間は全ての力を使い、アローンを倒そうとしました。だから、俺たちも命をかけてアローンを倒すんです!」
「………」
キラは何も言わない。
「ってことでカービィ、俺たちに、力を貸してくれないか?その命を貸してくれないか?」
ギャラクシーがカービィを向き、言う。
「………いいよ。アローンを倒す為なら!」
カービィグランディアを二本持ち、応える。
「ありがとう」
ギャラクシーは一つの光の玉となり、カービィの中に入っていく。
すると、カービィの体が光に包まれ、一人の少年が現れる。
「成功………か」
キラが安堵の溜め息を漏らす。
マントをたなびかせ、瞳は真紅に染まっている。額にはマークが浮かんでいる。
「なん………なんだ?コイツは………」
アローン驚きの顔が隠せない。
「ボクはゴッドギャラクシー………ゴッドギャラクシーノヴァだ!」
グランディアを両手に持ち、神は敵をしっかりと見る。