ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY30「神の剣と過去の記憶」

「はぁ…………はぁ………………」
カービィが息を吐いて呟く。
「ラディウスなんて…………」
「くぅ…………カービィ…………」
ギャラが傷を押さえながら声を出す。その口からは血が流れている。
「ギャラ……………どう………したの?」
カービィ…………ラ………ラディウスなら……………ボクが持ってる」
「!?…………そうか、ギャラは体をとられていたとはいえ、ギャラはラディウスがないとアローンとこへは行けないもんね………」
「すぐに渡したいけど…………少し話を聞いてくれないかな?」そういいながらベルセリオスを取る。
「………………でも傷の手当てしないと……………」
「ごめんね、カービィ…………それはもう意味がないんだ…………ぐふっ」ギャラが血を吐き出す。
「とりあえず、下に連れていってくれないかな?もうじきここは崩れるから………」
「うん…………」
カービィがギャラを連れて降りると、続いて降りてくる。
ギャラはふらつきながら歩きベルセリオスを地面に刺す。そしてベルセリオスを柱にし、座る。
カービィ…………ボクの………少しだけど昔の事を君に話したいんだ」