ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY60「闇の旅立ち、闇払いの死」

「ちぃ………体全てが闇であるオレ様に闇払いのが直撃かよ………ん?」
ダークは自分の体を見て笑みをこぼす。
「く、はは、あははっははっやってくれるじゃねぇかグライド、上出来だ」
ダークの体は黒く、瞳は赤く染まっていた。そう、ダーク本来の姿に。
「さてと、もうこの姿ならあの星に戻る必要は無いな」
そう呟き、ダークは影に紛れ、消えていく。


「お………ラ…ド……きろ……」
微かに声が聞こえてくる。
「おい!ギャライド!起きろコラ」
グライドの声だ。
その瞬間腹に激痛が走る。
ドゴッ
「ゴフ」
「何するんだよ!痛いじゃ………ない………か」
ギャライドがグライドを見て目を見開く。
「うっせぇ、オレの方が痛ぇんだよ」
「何してんの!早く治さないと!」
「バーカ、もう手遅れなんだよ。ギャライド今からオレが言うことをよく聞けよ」
「…………分かったよ」
「今、いやさっきオレはお前の闇に襲われた。まあ、この傷がだ。そして、お前の中の闇を出させてもらった。だから、少しの間は行動しにくいだろうからそこは了承してくれ」
「分かった」
「…………」
「…………」
「………オレは昔から、ダークマター族が大嫌いだった。勝手にこの星に来て、勝手に侵略して…………本当に大嫌いだった」
「…………」
ギャライドは沈黙を守っている。
「でも、お前に会ってからダークマター族にも良い奴が居るんだなぁって思ったんだ。なあ、ギャライドお前は知ってるか?神の噂、神たちはゴッドスターってとこに居るらしい。神になる素質がある奴には見えるんだってよ」
グライドの目が閉じられる。
「神は悪いダークマター族の奴らを倒してくれねぇのかな?なあ……ギャライド」
その言葉を言った後グライドは息を引き取った。