KIRBYTHESTORY56「聖なる魂と最強の種族の終わり」

「グァァァァ！」
「………」
ギャラは腕に炎と雷を発生させる。
「ライジング」
カービィが接近してくる。
「ボルケーノ」
「ギャラ危険だ！よけろ！」
カービィが爪を振り下ろす。
ガキン！
ギャラはベルセリオスでそれを防ぐ。
「ガァ！」
体を回転させ尻尾がギャラを襲う。
「………」
ギャラは体制を低くし、尻尾をよける。そしてすぐ行動を始める。
「ナックル！」
ドゴォォォ！
紅き炎と雷がカービィを襲う。
ドゴ！
カービィは壁際に吹き飛ばされる。
「…………あの、ドラグーンを？」
アローンは驚きの表情を隠せない。
「ギャラ………お前は………やはり、ミトスのレプリカか………」
キラが弟を片目で見る。
「さてと、浄化しないと」
ギャラが左手を前へと出す。
「だが、どうやって？」
「えーと、この世には二つの死者の魂(ソウル)がある。その死者の魂(ソウル)がこの世に再び戻ったとき、良い魂(ソウル)はシャイニングソウル………つまり聖なる魂となり、悪い心を浄化できる………。悪い魂(ソウル)はダークソウルつまり闇の魂となり、破壊を繰り返す。ボクはシャイニングソウル、ソウルファイア」
ギャラの手が白き炎に包まれる。
「いくよ、カービィ！」
ギャラはカービィの前に走り、カービィに白き炎を当てる。
「ぐぁ………あぁ…………あぁ？」
カービィの目の色が戻っていく。
「ボクは………？………ギャラ………もしかしてギャラが助けてくれた？」
ギャラは微笑む。
「うん、おかえりカービィ」
「ただいま、ギャラ」
カービィが立ち上がろうとして倒れる。
ギャラがしっかりと抱き止める。
「カービィ………」
「はは、力が入らないよ………そうそう、ギャラもおかえり」
そう言ってカービィは気を失う。
「ただいま、カービィ」