ギャライドのブログ

ストーリーと日常系でやっていきます。

KIRBYTHESTORY53「勇者の最後と龍騎兵」

「何を言っている?」
アローンがブレイドに剣を向けて言う。
「これで最後だって言ってんだよ!」
ブレイドはアローンに向かって走り出す。…………アローンへ向かい一直線で前から走っていく。
「はっw馬鹿の一つ覚えか!」
アローンは腕を引き、ブレイドが来るのを待つ。
「止めろ!ブレイド!」
ギャラクシーが叫ぶがブレイドは走り続ける。
「………ごめんな」
「ブレイド!」
そのとき戦士たちは階段を上ってきたところだった。
「ねぇあれって!」
「ああ、ブレイドだ!」
走る。走るが、追いつけない。
「アローン!」
ブレイドがアローンの前まで来るのと同時に
「死んで後悔しな!」
アローンが剣を突き出した。
グサ!
「ぐぅ…………」
ブレイドは力をなくしたように動かなくなる。…………紅色の水と風はでているままで。
「馬鹿が!一直線に突進してきてカウンターされねぇわけがねぇだろ!後の事を考えて行動しな!」
ブレイドは動かない………。
「あ、ああ………そんな………もう!絶対に!絶対に許さないぞアローン!」
カービィがアローンに向けて叫ぶ、仲間の死を見ないために。
「なに………これ?頭の何か入ってくる。」
様子が明らかにおかしいカービィメタナイトが声をかける。
カービィ!どうした!何があった!」
「何だろう。ボクがボクじゃなくなる感じ。」
メタナイトの声はカービィに届いていない。
「……………ドラグーン?」
突然カービィの体から炎が吹き荒れカービィの姿を隠していく。
「おいおい、なんだそりゃ何をやっても俺様には勝てねぇって」
「アァァァァァァァァァァァァァァ!」
「なんだ?暴走?」
ふいにブレイドの方を向くそのときブレイドが顔を上げる。傷に手を当てながら企みの笑みをつくる。
「な!?」
「ウインドウォーターナッコォォォォ!」
ドゴォォォ!
ブレイドがアローンの顔を殴り、体ごと遠くに吹き飛ばす。
傷口に手を当てながら言う。
「へへっw最後まで気を抜いてんじゃねぇよ孤独神さんよぉ。それに攻撃………当てたぜ」
バタッ
ブレイドはその場に倒れ、アローンはヨロヨロと立ち上がる。
「ちぃ………油断したか、だがどうでもよい話だ………それより」
カービィの方を向く。
「あれは………どこかで………」
炎からカービィが現れる。その姿は
「な!?なぜあれが!?あれは!」
アローンは同様を隠せない。
その名はドラグーン。