KIRBYTHESTORY51「勇者と雷撃」

「ブレイド………？」
「ああ、アローンは任せな！少し休んでろ」
そう言い「リヴァイオン」を出す。
「ナイトゼロブレイドか………まあいい、どうせ殺されるんだからよ！」
アローンはブレイドの後ろに一瞬で移動し、剣を振り下ろす。
「ブレイド！」
ギャラクシーが叫ぶ。
ガキィィィン！
「まあ、そう慌てんなって………」
ブレイドはリヴァイオンでアローンの攻撃を防いでいた。

<キラ側>
「ふう………紅雷(こうらい)！」
ぐしゃ、バン！
紅い雷はメヴィアスの両腕を貫いて壁に貼り付ける。
「がはぁ！見えない…………」
「蒼雷(そうらい)！」
蒼い雷はメヴィアスの両足を貫く。
「続いて黄雷(おうらい)！」
バン！
黄色い雷はメヴィアスの前で破裂し、メヴィアスの体を痺れさせる。
「白雷(はくらい)！」
「ぐぶぁ！」
白い雷はメヴィアスのお腹を貫く。
「最後だ！黒雷(こくらい)！」
黒い雷はキラの腕を包み込む。
「はぁぁぁ！これで終わりだ！」
勢いよく手を前に出す。
「ブラックサンダーブレード！」
黒い雷は剣の形となりメヴィアスを貫く。そして
ドゴォォォォォ！
壁が崩れ落ちる。メヴィアスも一緒に…………
キラはメヴィアスが落ちたことを確認するとその場に座りこむ。
「ふふっw情けない…………」
その顔からは極度の疲労が見てとれる。マークも目の輝きも無くなっている。
「だから蒼雷で終わらせばよかったのに！」
「違いないな………久々だったしな……………もう………だ……め……………」
その場でキラは眠りにつく。他の戦士がこの階に来るまでは。